厚生年金(老齢厚生年金)の平均支給額の推移

厚生年金の平均支給額は年度によって変わっています。平成21年から平成28年の支給額の推移をグラフにしてみました。

上記グラフを見ると平成26年を底値に厚生年金の平均受給額は少し上向き傾向に推移しています。平成21年度には約15.6万円の厚生年金が支給されていたのが、平成28年度には14.7万円とおよそ9千円受け取れる額が下がっているのがわかりますね。

データ参照:厚生労働省 平成28年度厚生年金保険・国民年金事業の概況

データ参照:厚生労働省 平成23年度厚生年金保険・国民年金事業の概況

厚生年金の受給ケース3例!

65歳からもらえる老齢厚生年金額を夫婦の場合で、それぞれの働き方のパターン別にまとめました。平均給与などにより年金が実際にいくらもらえるのかという計算は複雑なので、代表的な3パターンを考えてみました。ご自身のケースに近いものを選んで、おおよその目安金額の参考にしてみてください。

パターン1.会社員の夫×結婚前まで10年間会社勤めしていた妻

条件厚生年金支給額(月額)
43年間会社員 ・平均給与42.5万円100,165円
10年間会社員 ・平均給与24.5万円13,482円
合計113,647円

パターン2.会社員の夫×専業主婦期間を除いて30年間会社勤めした妻

条件厚生年金支給額(月額)
43年間会社員 ・平均給与42.5万円100,165円
結婚前の10年間会社員 平均給与24.5万円
再就職後20年間会社員 平均給与22.5万円
25,777円
合計125,942円

パターン3.夫と妻もずっと会社員

条件厚生年金支給額(月額)
43年間会社員 ・平均給与42.5万円100,165円
45年間会社員 ・平均給与35万円75,797円
合計175,962円

まとめ

老後の生活を支える老齢厚生年金が、将来いったいいくらもらえるんだろうと気になる方の参考になったでしょうか。老後の生活を考えて、現役世代のうちから備えをしておくための参考になさってくださいね。