報酬に含まれるもの、含まれないもの
報酬月額から等級を出して標準報酬月額を求めますが、報酬に含まれるものと含まれないものを確認しておきましょう。
| 報酬に含まれるもの | 報酬に含まれないもの |
| 基本給 通勤手当 残業手当 家族手当 住宅手当 役付手当 宿日直手当 勤務地手当など | 結婚祝い金 見舞金など 臨時に受けるもの、3カ月を超える期間ごとに受けるもの |
標準賞与額とは
厚生年金料を計算するにあたり、標準報酬月額とは別に「標準賞与額」が用いられます。年3回以下で支給されるボーナスや繁忙手当、年末一時金などのことです。
1,000円未満は切り捨てる
標準賞与額は、実際に支払われた賞与額（税引き前）の1,000円未満の端数を切り捨てて算出します。標準賞与額は1カ月の支給につき150万円が上限となります。
厚生年金保険料の計算方法
厚生年金保険料は標準報酬月額と標準賞与額それぞれに共通の保険料率18.3%（2017年9月〜）を掛けて算出します。毎月の給与と賞与から保険料が支払われますが、保険料は従業員と会社で半分ずつ負担するので個人の負担分は9.15％分です。
●毎月の保険料額 ： 標準報酬月額 × 保険料率18.3%
●賞与の保険料額 ： 標準賞与額 × 保険料率18.3%
厚生年金の保険料を実際に計算してみよう！
それでは、実際に具体例をあげてある会社員の厚生年金保険料を計算してみましょう。
