厚生年金基金の請求先は、原則的に加入先の基金

10年以上厚生年金基金に加入していれば、厚生年金基金分の年金請求に必要な書類が送られてきます。ただし加入期間が10年未満だった場合や、基金が解散している場合は「企業年金連合会」に請求することになります。厚生年金基金分の年金は公的年金の税控除対象となります。

自分が厚生年金基金に加入しているかを調べる方法

厚生年金基金は正社員以外の、パート社員や契約社員でも加入しているケースがあります。自分が厚生年金基金に加入しているかどうかは、下記の方法を参考に確認することができます。

1.給与明細を見る
給与明細の「控除」の部分にある「基金掛金」「厚生年金基金掛金・保険料」に金額が入っていれば、厚生年金基金に加入して掛金を払っていることになります。

2.「厚生年金基金だより」が届く
ほとんどの厚生年金基金は「基金だより」というお知らせを加入者に発行しています。「基金だより」が届くのであれば厚生年金基金に加入していると言えます。ただし、お知らせを発行しない厚生年金基金もあるので注意しましょう。

3.「ねんきん定期便」で加入履歴を確認する
毎年、誕生月になると届く「ねんきん定期便」の「これまでの加入履歴」を見れば、厚生年金基金に加入している(していた)かが確認できます。

4.退職金規定などの就業規則を確認する
就業規則の福利厚生や退職金規程などに厚生年金基金の加入について記載されている場合があります。

5.会社の総務担当者へ問い合わせる
会社の総務部で社会保険担当者へ問い合わせると、厚生年金基金の加入の有無について教えてもらえるでしょう。